注文住宅を建設の際は土地選びから始める方もいらっしゃいますが、一生暮らす家として後悔しない住宅にするためにはどのようなことに注意すると良いのでしょうか。注文住宅は土地の広さや建蔽率などの条件に合わせて建てられるものに制限がある場合もあります。3階建ての建物を計画していたが、土地の条件が2階建てと決められている場合は3階建ての計画を諦めなくてはなりません。ハウスメーカーが特定されている分譲地である場合、立地は気に入ったがハウスメーカーが好みでない場合などもあります。
また家族の生活スタイルに合わせて通勤に便利であることや、子どもの通学に対応できる土地選びをする場合は少し長い期間を要して選定していくこととなるでしょう。暮らしたいまちを特定しすぎると、その分選べる土地も限られてしまいます。さらに良い土地が見つかったときにはすぐに対応できるようなフットワークの軽さも必要と言えます。馴染みのない土地である場合は、その土地に関する情報を集めたり、何度か時間を変えて訪れ、近隣の雰囲気などを下調べしておくことも大切です。
注文住宅は家族の理想に近づけるため、建物ばかりに気持ちが傾きがちですが、建物が快適であっても、土地そのものに不便があったり近隣環境が良くないことからトラブルに巻き込まれてしまっては暮らしそのものに苦痛が生じてしまいます。家族の近い将来だけでなく、何十年先も見越して安心できる土地選びをしたいものです。