注文住宅を購入するときに組む金融機関の住宅ローンは、今日では現金をほとんど用意できない状況でも、審査で返済能力があると認められれば契約を結ぶことができます。ここで気になるのが、初回の返済を行う時期についてですが、住宅ローンの契約ではどのように決められているのでしょうか。住宅ローンの初回の返済金の支払日は、融資実行日を基準に決められます。通常、融資が実行されるのは未払いの代金の支払いを行う時、言い換えれば注文住宅の建物が完成し、購入者に引き渡されるタイミングです。
この通常のタイミングにしたがって手続きをすすめるのであれば、ローンの初回支払日は注文住宅の引き渡し日が基準になると言い換えても問題はありません。ローンの支払いに関するルールは金銭消費貸借契約で定められ、金融機関によっては約款としてその内容を見ることができます。多くの金融機関がローンの初回支払日としているのは、融資実行日の属する月の次の月の約定返済日です。例えば、毎月25日を約定返済日として契約を結んだ場合、融資が5月20日に実行されたとすれば、初回の返済は6月25日ということになります。
注文住宅の購入者は、6月25日までに申込時に指定した口座に返済金を入れておかないと、引き落としができなかったので指定日時までにお金を入金しておいて欲しいというお知らせが金融機関から来ます。もし、このお知らせが来たとき、すぐに返済金を入金しないと督促が繰り返し来るようになるので注意しましょう。注文住宅のことならこちら